お知らせ・ブログ

2022年4月3日(日)

    念珠のお話

    4月は新学年・新入生・新社会人etc. 「新たな一歩」を踏み出す時ですね。

    特に新社会人になられた方々は、学生から社会人へと大きく世界の変わる時です。

    そんな社会人一年生には、身だしなみを整えるためや社会人としての嗜み(たしなみ)として揃えるべきものが色々あります。

    例えばスーツやネクタイ、ビジネスシューズなどもそうですし、仕事をするうえでは手帳や名刺入れなども必要なアイテムかもしれません。

    そして冠婚葬祭で着用できる略礼服に加えて『念珠』も必要になった時に慌てて買いに走ることのないように用意しておく必要があるかと思います。

    『念珠』にはいろいろなものがありますが、略式(片手念珠)本式(宗派別念珠)の二つの種類に分けることができます。

    略式(片手念珠)は、お葬式や法要などで宗派を気にせずに使用できる念珠で、一般的によく目にすることのある形です。

    初めて念珠をお求めになる方や、特に宗派にこだわらないのであれば略式念珠がおすすめです。

    本式(宗派別念珠)は、宗派にあわせた正式な念珠です。各宗派により仕様が異なりますので、ご自身の宗派を確認の上 お選びください。

    念珠の素材も、木や木の実、天然石や真珠、琥珀など様々なものがあります。

    木製のものには[紫檀・黒檀・鉄刀木]の三大銘木や長寿のお守りともなる[屋久杉]、香木の[白檀]、[星月菩提樹・金剛菩提樹]などの木の実を素材としたものなどがあり、使い込むとともに色の変化を楽しむことができます。

    天然石のものは[水晶・虎目石・メノー・翡翠・オニキス・キャッツアイ・オパール・カルセドニー]等々、たくさんの種類があります。色合いそのものに加え、石のもつ効果や意味などを参考にお選びになる方も多くいらっしゃいます。

    基本的に念珠の素材にはこれでなければならないという決まりはありません。

    お店でご覧になって、気に入ったものを選んでいただけば良いと思います。

    そして、念珠は修理ができるということをご存じでしょうか?

    大事に使っていても念珠の珠をつないでいる糸が切れたり、房が傷んだりすることがあります。

    念珠が切れるということは『悪縁が切れたことのしるし』ともいわれ、決して縁起の悪いことではありません。

    新しい糸でつなぎ直すことで、新たに良い縁をつなぐことになります。

    糸が切れてしまっても珠があれば修理できますし、もしも外出先で糸が切れて珠を失くして足りなくなってしまっても、新しい珠を足して修理することもできますのでご相談ください。

    念珠の房も傷みやすいものですので、念珠をお求めになるときには<念珠入れ>も合わせてお求めいただくと良いと思います。

    それでも房がくしゃくしゃになってしまったときは…

    やかんに水を入れて沸騰させ、やかんの口から出る蒸気に房をあてて、しごくように伸ばすときれいな房に戻ります。

    くれぐれもお水やお湯にボチャンと浸さないでくださいね!

    火傷をしないように、ご注意のうえお試しください。

    念珠は仏教式のご葬儀や法要などで故人への敬意や哀悼を表すもの、マナーとして念珠を持ちます。

    また、念珠には邪気を払う力があるとされており、魔除けのための仏具でもあり厄除けのお守りとしての力もあります。

    大事にすれば一生ものです。新社会人になったのを機にお気に入りの品をお守りとしてお求めになってはいかがでしょうか。

    また、お子さんやお孫さんにご両親やおじいさま、おばあさまからの贈り物とされてはどうでしょう。

    会津屋でもいろいろな種類の念珠を取り揃えておりますので、ぜひお店でごらんになってください。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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