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2022年11月12日(土)
日本製位牌と海外製位牌はどう違うの?
位牌には<日本製>と<海外製>があるのをご存知でしょうか?
位牌は、一種の工芸品です。
木地、下地、塗りとすべてにおいて作り手の技があってのものです。
ですから、海外で大量生産されたものと職人が手掛けた<日本製>のものとを比較すると、その差は歴然です!
日本製位牌は、素地にこだわり、細部まで入念に彫り込んだ木地。
漆を塗り重ねて、幾度も磨きと塗りを繰り返し、ほかの塗料では表現できない上品な艶のある塗り肌。
空調による空気の動きでさえ揺らいでしまう金箔での繊細な仕上げ等々。
こだわりの丁寧な手仕事ならではの形や質感を持っています。
例えるなら、バッグや装飾品、お洋服などのいわゆる[ブランド品]と[廉価品]ほどの差が<日本製>と<海外製>の
位牌にもあるんです。
近年 ネット通販でもお位牌が扱われるようになり、海外製のお位牌が増えてきました。
確かに値段は日本製と比べてとても安いです。
海外では人件費が安く、低コストで作れますが、品質はやはり<日本製>に劣ります。
海外製位牌は品質よりコストパフォーマンスを優先させて製造していることが多く、木地乾燥や下地処理などが
十分でないこともあります。そのため年月の経過とともに位牌の台座が反ったり、ねじれたりといった不具合が
生じる場合もあります。
その点、日本製は木地乾燥などの工程をしっかり行っており、変形や塗りが剥がれるなどということはほとんど
ありません。
このように塗りや彫りの美しさだけではなく、お位牌そのものの品質にも大きな差となることがあります。
お位牌は亡くなられた方を象徴する大切なものです。
その方にふさわしい、しっかりとした品質のものを選んでいただきたいと思います。
ぜひ会津屋で本物のお位牌を手にとって、その美しさや質の良さをお確かめください。