会津屋

近藤　慎吾　「大切なお客様の “お名前” 」


仏壇・墓石の販売や寺院さんとのやり取り、時々お葬式の担当させていただくことを仕事にしています。

会津屋への就職を検討し始めた時、初めは家族全員からの賛同を得ているわけではありませんでした。
面接で社長と対峙した時、社長の話していることがすごく新鮮で「この人についていきたい」と純粋に思ったんです。

社長とは年齢が近いのに、自分とは違う素晴らしい考え方を持っている。自分が培ってきた営業力を活かして、社長が目指す「究極のサービス」を一緒に作りたいと思い、入社を決めました。

数々のお客様と出会う仲で、必要としてくださる方との相性が合って、心が通じ合い、長い関係性を築かせてもらえるのは嬉しいですね。
あるお客様とは8年前に出会いましたが、今でもたまに連絡を取らせていただき、携帯に直接お電話をいただくこともあります。

ひとつのご宗家から、亡くなられた3名すべてのお葬式を、私近藤への指名でいただくこともありました。必要としてくださる喜びを感じます。

命を大切に扱う仕事ですので、必要としてくださることは、自分がここにいる意味になる。
大変なことも多いですが、存在意義を感じますし、ご縁があるから仕事にやりがいを感じることができます。

お仕事をする上で、大切にしていることがあります。
出会った方々、皆様のお名前を必ずすべて覚えるようにしています。「なおこさん、しんごさん」のように、必ず下の名前でお呼びする。

お名前は、その人の大切なアイデンティティ。お名前をちゃんと覚えてお呼びすることで、ご家族の輪に入っていける信頼関係になれればと思っています。
村上に来て8年、LINEの友達は600人、電話帳は1000件以上。出会いの有難さを感じます。

あるお客様から1年ぶりにご連絡があって、故人様の命日にご夫婦さんのところにご挨拶に行きました。
もちろん、いつものようにご夫婦さんお二人のお名前をお呼びしながら、近況をお伺いしていると、ふと「私たちのお名前、憶えてくれるの嬉しいね」と何気ない会話の中で言ってくれました。

会津屋の葬儀は、一件一件に気持ちを込めている分、かかる時間や労力は他社さんよりも大きいと思います。
お客様の心に届ける、感動とありがとうが生まれる葬儀を、会津屋はこれからも作っていきたい。大変なことがあっても、社員一同力を合わせて、担当も裏方のメンバーも感謝し合いながら仕事に取り組めています。和気あいあいとした雰囲気があるのは、社長の人柄のおかげですね。

これからも自分らしく、健康でいながら、人とのご縁を大事にしていきたい。
一人でも多くの方にお会いして、近藤という人間を通じて、会津屋の魅力を伝えていけるような人間になっていきたいです。