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会津屋 家族葬 仏壇墓石スタッフ
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熊倉 稔郎
「供養を通じた永続的なお付き合い」
私は仏壇部に所属し、お仏壇やお墓のご購入のお手伝いをしております。
長く東京で過ごし、飲食店での仕事を17年程続けていました。
父親の出身が新潟。自分が若いうちに地元に戻ってこないと、父親の面倒を見たり、仕事と生活を両立させたりすることが難しくなると考えていたので、40歳を目途に村上に戻ることを決めていました。
40歳で踏ん切りをつけることは昔から決めていましたので、迷いはありませんでした。長い接客経験を活かし、人と携われる仕事をしたいと思い、ここ会津屋で新潟での仕事を始めることに決めました。
仕事をする上での喜びは、お客様にご提案したお墓やお仏壇を気に入っていただけること。
私のご提案を信用していただき、ご購入いただいたお客様とは、一周忌や三回忌などで継続的に接点を持たせていただいています。困った時にご相談していただける関係性を築けることは、この仕事のやりがいですね。
ご家族様によって、供養への価値観は違うと思います。供養にこだわりを持つ方もいれば、宗教心が薄く慣れていらっしゃらない方もいる。
大切なのは、お仏壇やお墓を買ったらそれで終わりなのではなく、その後の故人様・先祖様へのお気持ち。
これまで故人様のことを振り返るのが難しくても、お仏壇に向き合うことによって、思いを伝えることもできる。
お仏壇を通して、お話ができる。いいこと・悪いこと、1日あった出来事を、お仏壇に向かって報告する。手を合わせてお参りをして、話しかけられることが、心の拠り所になると思うんです。
死は確かに怖いものかもしれませんが、お仏壇を通じて供養することで、怖いものではなくなるかもしれない。お客様に合った安心感を与えることができればと思い、日々供養のお手伝いをさせていただいています。
入社した当時は、葬儀のことについて何も分かりませんでしたし、正座をすることもできない、お客様が何を話されているのかも聞き取れないような状態からのスタートでした。
まだまだこれから頑張らないといけませんが、やっとお客様の供養への考え方や地域独特の風習など、お客様が話せている会話に理解を示して寄り添うことができるようになってきました。
お客様とその場限りの出会いではなく、供養を通じて永続的にお客様と繋がっていけるような人間関係を一つでも多く作っていくことがこれからの目標です。
営業マンとしての付き合いではなく、困った時に「熊倉さんに電話一本かければ何でも解決する」と頼っていただけるようなお付き合いを目指して。気を遣わずに話せる人が身近に一人でもいれば、何歳になっても安心なのではないでしょうか。